SunriseBeachは「IT導入補助金2021」の補助対象です。

IT導入補助金2021は業務の見直しのチャンス!

令和3年の報酬改定でもITツールの積極的な導入が盛り込まれていることもあり、新規または既存の設備の置き換えなどを検討されている事業者さんも多いのではないでしょうか。特に今回は自立支援、重度化防止の方向がはっきり示されアウトカム報酬も登場したところで、従来の介護方針や業務の手順などを見直す必要も出て来ているのではないかと思います。

その際に、このIT導入補助金で採用されているツールを1つの検討軸に加えてみると良いと思います。
理由は以下の3つです。

1.課題とその解決方法のモデルが見える
ITツールは何らかの課題を解決することを目的としています。その課題が自分の法人や事業所では現状どうか、それが解決されればどんな風に変わるのか、何もないところから考えるよりはあるツールを使うことによりどう変化するかを考える方がイメージしやすい場合があります。

2.導入支援事業者の担当者は様々なケースや他の法人の例を知っている
普段の業務では他の法人でどんな風に業務をやっているかを知る機会は少ないと思いますが、この際課題と思っていることを色々と質問して見れば良いと思います。もちろん担当者によるので一概には言えませんが、思わぬ解決方法や改善の糸口が見つかるかも知れません。

3.業務をツールに合わせた方がスムーズに行く場合がある
業務は長年の蓄積で法人やユニットごとに独自のルールが出来ていて、そこにツールを当てはめようとすると上手くいかない場合があります。突き詰めて考えると大して意味のないルールであることも珍しくありませんが、そんなルールでも変えようとすると大変な労力がいるものです。今回改定のLIFEを含めて方針自体を例えば自立支援の方向に変えようとした時、関連した業務を見直すことになると思いますが「新しいぶどう酒は新しい革袋へ」という言葉もあるように、その変化のタイミングで最適なツールを導入すれば無理なく業務の見直しと省力化が意外とスムーズに進むこともあります。

ただし、1つだけ注意することがあるのは、ITツール導入は手段であって目的ではない、ということです。
目的はあくまでも利用者さんのケア改善であり、その為の省力化、高度化の手段にITツールを使うと考えないとツールに振り回されたりデータのためのデータのような本末転倒なことになりかねません。
逆に上手く使えばこれほど役に立つものはないので、せっかくの補助金を上手に活用していきましょう。

IT導入補助金2021とは

中小企業・小規模事業者のITツール導入のための補助金です。
令和2年度第3次補正から通常枠(A・B類型)に加え、低感染リスク型ビジネス枠(特別枠:C・D類型)が追加され、補助率が1/2から2/3に上がっています。
通常枠と特別枠の違いは、低感染リスク型ビジネス枠ということで、非対面化を実現するツールであるかどうかです。ですから来年度もあるかどうかは分からないので導入を検討しているのであれば是非今年度に活用しておいた方が良いと思います。また、通常枠では補助対象とならないハードウエアレンタル費用も特別枠では対象となることが大きな違いです。PCやタブレット、スマートフォンも対象になりますからこの機会にレンタルで試してみるのも1つの方法ですね。(ただし、ハードウエアレンタルのみの申請は認められないのでご注意を)

https://www.it-hojo.jp/first-one/ より

補助金の申請・手続きについて

1.gBizIDプライムアカウントの取得

補助金の交付申請には「gBizIDプライム」アカウント(ID・パスワード等)が必要となります。
もし未取得でしたらすぐにID発行の手続きを始めてください。gBizIDのWEBサイトによれば、2021年6月現在で発行まで3週間以上かかるとのことです。この補助金に限らず今後行政サービスはgBizIDを使って申請することになりますので、どちらにしても早めに取得しておいた方が良いと思います。

GビズIDホームページ
https://gbiz-id.go.jp/top/

2.ITツールの申請準備

ITツールの導入については、導入されるみなさんと私達のような導入支援事業者とで一緒に行っていく手続きがあります。
大まかな流れは以下の図をご覧ください。

原則として交付決定の連絡が届く前に発注・契約・支払い等を行った場合は、補助金の交付を受けることができないため、注意が必要です。
一部特例として交付決定日前に受注・契約・納品を行ったものでも遡及申請が適用される場合がありますが、条件としてはかなり狭いため導入を考えているのでしたら、まずは導入支援事業者に相談することをお勧めします。